池田山賛歌
2009.10.01 Thursday 19:42

                           『池田山賛歌』

池田山は薬草の宝庫『伊吹山』山塊の東方に位置している
太平洋側に面しているので、暖地性の植物に恵まれ多様性である
桜の名所「霞間ヶ渓の桜」は知名度が高く
春の行楽地としてのメッカである
幼少のころ桜を見学に母に連れられて来たことがある
池田山はハングライダーの基地としてもよく知られている
一度飛んで見たいと思うが勇気が無い
池田山の南部には温泉があり、健康保持と憩いの場所である
池田山の山麓に広がる広大な平地にはお茶畑が続いている
お茶こそ、日本人の文化の故郷、利用することは健康のための極意である
ゲンノショウコの煎じたものとお茶があれば免疫力保持には心配ない
池田山は直接、美濃平野に続くので急な斜面である
池田山から流れる谷も急流である
豪雨による土砂災害は心配だ、自然林は災害からの守り神だ
谷筋にはオオバノハチジョウシダなどのシダ植物が豊富である
シダ係数が高く暖かさを示している
池田山は東に広がる山麓に続く田畑は猛禽類の餌場であり
池田山を中心に豊かな生態系を出現させた
山麓でチョロギを採取したことがある 
紫蘇葉で赤く染めたチョロギの漬け物は大好物
中学生の頃友人と宮地の里山でよく遊んだ
秋には栗を拾い、河原でアケビの果実を食し、フジの豆を採った記憶がある
日本で初めて近代的な植物図鑑『草木図説』を作った飯沼慾齋も池田山界隈に採薬のため度々訪れている
池田山の北端で「大葉コバイモ」を採った記録を『草木図説遺稿』に残している                                            コシノコバイモ
「大葉コバイモ」は北陸特産の「コシノコバイモ」と思う
度々出かけているも、未だその「大葉コバイモ」に遭遇しない
池田山界隈にはイカリソウ、ゲンノショウコ、オオバコ、カキドオシなどの
薬草が多い
池田山は生活と文化の源泉である
池田山の自然を研究し、薬草で健康を維持したいと想う

                   平成21年4月18日
                                     岐阜薬科大学名誉教授 水野瑞夫

(2009池田山麓クラフト展で「池田山の薬草」をテーマに発表した時の顧問の水野先生からいただいた文章である。)

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